
今回の東京都美術館は凄かったです。
PRADO 展、絶対見る価値アリと思います。印象派の作品は多くないけれど、とにかく精緻、リアルです。
エル・グレコの作品群に迎えられ、
ムリリョの素敵な天使たちに圧倒された。
メレンデスの静物画の緻密なこと精密なこと…西瓜、葡萄のリアルなこと、陶器の上薬まで描ききるその能力は恐ろしいほど。
んで、ゴヤの魔女の飛翔ちゅう非常に怪しい作品に惹かれたというわけです。
http://event.yomiuri.co.jp/prado/
余力があったので かはくのナスカ展にも足を伸ばしました。

これが、凄い混んでる。
陶芸品や織物はポップなデザインで古臭さは無いのだが、なかには紀元前のものもあって関心。
次にはミイラコーナーへ。このミイラが凄い。
冷凍されたために黒目までのこっているという子どものミイラ。MRIにかけられたりして内部の写真などから詳細に分析されていた。
大人のミイラもあるが、皮膚や爪までのこっていて随分とリアル(ちゅうか、本物ですな)でちょっとアレだった。
ほかには首級などがあった。目玉を綿に入れ替えたり、口は縫うとか、不気味極まりない記述があり、想像しただけで気持ち悪かったので足早にした。
圧巻だったのはナスカ地上絵VR(バーチャルリアリティ)。
(多分)SXGA投影*3の解像度を業務用プロジェクタ3台で投影していた。
つまりは、フルハイビジョンよりも圧倒的高精細、高画質状態の映像を超巨大で流したわけだ。CG のリアルさはまぁまぁで、資料映像としてはリアルなほうだと思う(途中の車 CG はマジへぼかったけどご愛嬌ということで)。
スクリーンはでは10 メートル×3 メートルというもので、おそるべき巨大さ。
HP 協力ということらしく、 Pentium4 マシンと思しき Windows Xp マシンが4台くらい置いてあった。
まぁ、そういう機械だからかもしれないが、場所によってはコマ落ちがあり、ハードゲーマーなら激しく気になる FPS ぶりだったが、一般的にはそう気にならないだろう。
http://www.kahaku.go.jp/exhibitions/ueno/special/2006/nasca/tenji/2-02.html
ほぼ視界を独占する巨大さのため、3D 酔いがひどいかんじ。
一部地表に下りる箇所以外は岩、石類などの再現は省略されているわけだが、これも 3D ゲームマニアでなければ、殆ど気づかないであろう。
時代柄こういう展示ができたわけだと思うが、このナスカ展、地上絵 VR の存在が非常に大きかったと思う。
インパクトではある意味 PRADO 以上だったため、展示見た後の並びっぷりに驚きつつ納得。
皆さん、 PRADO / インカ、 お勧めします。 是非!
電車の広告見てちょっと気になってました。
実際に行ったような体験できるんだね。
行ってみようかなー。
あと、実際の岩とかも別途展示されているけどそっちは微妙。