元記事は以下である。
山田祥平のRe:config.sys
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/0323/config151.htm
ざっと要約すると、
「コンパクトデジカメが1000万画素に到達した。そんなに要らないという人もいるけれど過去 35万画素で満足していた自分らは今はまったく満足できない。
表示デバイスの性能向上もあるのだし、将来を考えると性能過剰ということもないのではないか」
というようなことのように見える。
んで、この説の骨子が
「現在のコンパクトデジカメで、1000万画素が高画質」
「35万画素でも過去満足できた」
「今はその35万画素が満足できない」
「満足できない理由に表示デバイスの性能向上がある」
というわけなのだが…まぁちょっと乱暴だよね。
んで、僕が思うに、「35万画素でも過去満足できた」はダウト。
画質的には昔からダメダメだったと思う。150 万画素でも画質的(特にコストパフォーマンス)に疑問をもって買わなかったし、2001年にやっと200万画素(400万画素出力可能な)FinePix4800z で購入を決めた私としては、やはりここらの画素数は(L版/ディスプレイ鑑賞に)必要だとおもっており、それは現代(2007年)の基準でも然りである。
それは DPI の問題もそうだが、200万ピクセルのなかの解像ぶりにも影響があるのだ。
現在の1000万画素コンパクトデジカメは、正直言って1000万ピクセルの絵は吐き出すけれども、1000万画素を一対一では解像しない。むしろ半分以下程度の解像ぶりである。
これはサンプル画像をみれば等倍ではアマアマ描写であり、はっきりとわかる。
むしろ画素縮小による暗部ノイズやら手ぶれやら弊害がひどい状況である。
であるから、現代の技術でバランスがいいサイズ、デザイン、画素数というものが別にあって、それを選べば良いと思っている。
自分としてはそれは 600〜700万画素機であり、これを最大〜400万画素程度の設定で使用するのが効率が良いと思っている。
でかいだけでもやもやした糞画像はごめんだ。
あと、35万画素が綺麗だと思ってた当時のかたがたは、フィルム写真を当時スキャンした画像と比較すればすぐその愚がわかったはずである。
もちろん、フィルムに比べて利便性はたかかったろうけど、
どうかんがえても 写ルンです のほうが圧倒的高画質だと思う。
<おまけ>
SIGMA SD14(20万くらいの新型機) と CANON 5D (30万くらいのちょっと前に出た高級ハイアマ向け機) の比較写真を maro さんが作成された。
http://210.238.185.197/~maro/technical.html
いつもありがたいことである。
んで、masayu-i 的にはやっぱ 5D 圧勝ですわ。
解像度も"解像感"も色もほとんど 5D。解像感はSD14 が若干勝ってるけれども、5D はベイヤーのくせに 1:1 に近すぎる解像ぶり。
さらには1200万画素のトータル画素数が効きまくり。
あっさり撃沈された感じです。
やっぱり DP1 は買いたいけれど、SD14 はあまり要らないなぁ。
SD9 + 10-20mm で十分だと思いました。