2005年11月15日

ソニー BMG の CCCD が、MS からウィルス認定を受ける

ソニーBMG製CCCD(コピーコントロールCD)の一部(2005/11/11時点で19枚が判明中)に組み込まれているコピー防止ツールが rootkit というもので、管理者からもソフトウェアの動きを見えなくするツールだ。
トロイの木馬の温床となる恐れがあり、ついに実際にトロイの木馬が出現してしまったという流れだ。

そこで、11/14 にも Microsoft は,『セキュリティだけではなく,信頼性やパフォーマンスにも明らかに悪影響をもたらす(negative impact)』として,該当コンポーネントを悪質なプログラムとみなし,同社の対策製品で検出・駆除することを表明した。

つまり、ソニー BMG 製コピーコントロール機能を Microsoft がウィルス認定した格好となった。これで、不当なコピーコントロールという馬鹿げた機能が撲滅されればよいが。


そうでなければ、根本解決としてより洗練されたコンテンツ所有形態を創出すべきだ。


Sony製 楽曲付きRootkitCDのまとめWiki
http://plasticdreams.tm.land.to/sonyrootkit/

11/15 元麻布春男の週刊PCホットライン コピープロテクションCDが招く災い
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2005/1115/hot393.htm

11/14 FAQ:ソニーBMG製「rootkit」CD問題のおさらい
http://japan.cnet.com/special/story/0,2000050158,20090811,00.htm

11/14 米Microsoft,ソニーBMG採用のコピー防止ソフトをウイルスとみなす
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/NEWS/20051114/224491/

11/11 これは氷山の一角か--EFF、ソニーのrootkit組み込みCD19枚を発表
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20090676,00.htm

11/11 はやくもトロイの木馬出現--ソニーBMG製CDのコピー防止ツールを悪用
http://japan.cnet.com/news/sec/story/0,2000050480,20090672,00.htm

11/02 ソニーBMGのCD保護対策にセキュリティの懸念噴出--「行き過ぎ」
http://japan.cnet.com/news/tech/story/0,2000047674,20090087,00.htm


問題の音楽CDが最初に発売されたのは2005年3月。

以来8ヶ月ものあいだ、問題が発覚することはなく販売は続いたため、感染は深刻な規模に拡大したものと考えられる。
現時点で取られた措置は生産一時中断のみで、店頭やショッピングサイトには今もなお混入盤が陳列されているという、危機的状況は続いている。
posted by masayu-i at 21:48| 東京 🌁| Comment(1) | TrackBack(1) | ・DQN | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Posted by masayu-i at 2005年11月15日 21:49
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス: [必須入力]

ホームページアドレス: [必須入力]

コメント: [必須入力]

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック

SONY BGM、rootkit入りCD回収へ
Excerpt: SONY BGMは、rootkitと音楽が入っているCDを回収し、音楽CDと交換することを決めた。ずっとこの件を黙ってみていたのだが、ソニーの手法に大きな疑問と憤りを感じる。ソニーは、音楽などのコンテ..
Weblog: Digital One
Tracked: 2005-11-16 22:56